はじめに
こんにちは!デザインメイト代表の長谷部です。
久しぶりのブログ投稿となりますが、本日は「デザインメイトがパッケージデザイン大賞で最多入選を誇る理由と、その高いデザイン力を生み出す仕組み」についてお話ししたいと思います。
読者の皆様へ
このブログは、以下の方々を対象としています。
- デザインメイトに仕事の依頼を検討しているクライアントの方々
- デザインメイトへの就職を考えている求職者の方々
パッケージデザイン大賞とは?
パッケージデザイン大賞とは、日本パッケージデザイン協会(JPDA)が2年に一度開催する、日本で最も権威のあるパッケージデザインの賞です。JPDAの活動内容については、公式サイトで次のように紹介されています。
“JPDAは、パッケージデザインの価値を伝え、魅力を創出するために、さまざまな形の「場づくり」を試みています。その活動は、全国規模のものから地域密着的なものまで幅広く、一つひとつが会員たちの手で企画・運営されています。” (詳細はこちら)
このようなJPDAが2年に一度、世界中から集まるパッケージデザイン作品を対象に審査を行い、大賞を決定するのがパッケージデザイン大賞です。2025年の日本パッケージデザイン大賞では、1,000点の応募作品の中から、65名の一次審査員によって417点が入選しました。
デザインメイトは、2025年の大賞において12点の作品が入選し、クリエイティブ会社の中で最多入選数を記録しました!
私たちは2021年の大賞でも最多入選を達成しており、再び当社のデザインが高く評価されていることを実感しています。
なぜデザインメイトのデザインやサービスは高いクオリティなのか?
前置きが長くなりましたが、ここからは「デザインメイトがなぜ高いクオリティのデザインを提供できるのか」を、次の3点に分けて解説いたします。
- 得意領域が異なる35名のディレクター・デザイナー陣
- 制作チームと社内コンペの仕組み
- デザイナーの育成方法
ポイント1:得意領域が異なる35名のディレクター・デザイナー陣
現在、デザインメイトには35名を超えるディレクターとデザイナーが在籍しています。
美術大学などを卒業後、当社に入社した社員もいれば、他のデザイン会社から中途で加入したメンバーもいます。
平均年齢は35歳で、22歳から58歳まで幅広い年齢層が揃っているため、若い世代向けのかわいらしいデザインからシニア向けのしっかりとしたデザインまで、様々なスタイルのデザインを手掛けることが可能です。
またキャラクター制作に長けたクリエイターやフードフォトグラファーなども在籍しています。
現在、市場には多くの競合商品が存在し、商品の差別化が進んでいるため、メーカーのお客様が求めるデザインの水準は非常に高くなっています。このような状況下では、デザイナー側もカテゴリーや世代を越えたデザインが求められますが、それを達成することは非常に難しいのが現実です。
たとえば、若者向けのウェブデザインに特化したデザイナーが、シニア向けのパッケージデザインを作成することは容易ではありません。
そこで、デザインメイトでは多様な得意領域を持つデザイナーを多く揃えることが必要不可欠と考えています。これにより、幅広いお客様のニーズに応えることができるのです。
これが、デザインメイトの強みの一つ目です。
ポイント2:制作チームと社内コンペの仕組み
デザインメイトでは、お客様にデザインを提案する際、厳しい社内コンペを実施しています。現在、当社の制作部には5つのチームがあり、案件をいただいた際には、全チームから最適な人員をアサインします。
通常、1つの案件に対して3名ほどのデザイナーがアサインされ、それぞれが3〜4件のデザインを制作します。そのデザイン案を、「本命案」や「チャレンジングな案」など、さまざまな観点から社内で評価し、クライアントに提案します。
デザインメイトの特長は、チームの枠を超え、全社から最適なデザイナーを選び出し、コンペに参加させることです。
30名以上のデザイナーの中から最適な人材を選出することで、デザインの幅を広げるだけでなく、より的確で魅力的な提案が可能になります。
一般的な方法では、1人のディレクターの配下から数名のデザイナーを選ぶことで、社内のアサイン調整をスムーズに進めます。
しかしデザインメイトでは「お客様に成功をもたらす」というバリューを徹底しているため、案件ごとに全社から最適な人材を厳選し、アサイン調整を行っています。この取り組みによって、お客様は複数の制作会社とのコンペを行うのと同じ効果を当社に委託するのみで実現することできます。
結果として、お客様は複数の制作会社とのコミュニケーションの手間を省けるだけでなく、コンペにかかる費用の削減も実現できるのです。
ポイント3:デザイナーの育成方法
デザインメイトでは、新人研修や1on1を通じて、デザイン力の強化に取り組んでいます。ここでは、その育成方法をご紹介します。
新人研修は、内定後から入社までの期間と、入社後1か月の社内研修を通じて行われます。この研修では、業界知識の学習だけでなく、各業界におけるデザインの特徴についても深く学びます。
しかし、最も重視しているのは「デッサン力」です。
「デッサンがデザインに関係あるのか?」と思われるかもしれませんが、当社の52年の経験を通じて、デザイン力とデッサン力が直結していると確信しています。その理由は、デッサンに必要な「再現力」が、限られた時間内でクライアントに精度の高いデザインを仕上げる商業デザインにおいて、不可欠な要素だからです。
プロとして受ける仕事は必ずしも得意なテイストだけではなく、時には苦手なテイストも求められます。そこで「こんな絵を描いてほしい」ということに、得意不得意関係なくスピーディーに応える「再現力」が必要なのです。
そのため、当社では入社後の最初の1か月で、制作部長が新入社員に対して徹底的にデッサン力を鍛え上げる指導を行います。
また、デザインメイトでは、各メンバーに対して1on1ミーティングを実施し、デザイン力を強化しています。
このミーティングでは、部長やリーダーとともに、どのようにメンバーのデザイン力を向上させるかを徹底的に議論し、個々の課題や成長ポイントを明確にしています。
以下がその時に使っていた社内資料です。
このように、しっかりとした育成プログラムとフィードバック体制を整えることで、優秀なデザイナーが育ち、クライアントへのサービスレベルも向上しているのです。
最後に
デザインメイトは、常にお客様の期待を超えるデザインを提供するため、社内の仕組みや育成体制を進化させ続けています。
私たちのデザイン力の根底にあるのは、各メンバーの個性と専門性を尊重しながら、チーム全体で最大の成果を目指す姿勢です。
これからも私たちは、「お客様に成功をもたらす」の精神を胸に、一つひとつのプロジェクトに全力で取り組んでまいります。どうぞ、今後ともデザインメイトをよろしくお願いいたします!